南会津国道121号線の旅 PART1


 南会津の秘湯ともいわれる湯野上温泉は、静かな温泉街。豊富な湯量で多くの旅館や民宿が軒を連ね、心と体を癒しに来る人がたくさんやってくる町だ。今回はその周辺の国指定天然記念物をウォーキングしてみよう。

 湯野上温泉駅(ゆのかみおんせんえき)は、福島県南会津郡下郷町大字湯野上字大島にある会津鉄道会津線の駅である。

茅葺き屋根の駅舎を有し(当駅以外では豊後中村駅のみ)、駅名標には「江戸風情と湯けむりの里」とある。茅葺き屋根は最寄りの観光スポットである大内宿の街並みになぞらえて第三セクター転換後にふかれたもの。待合室には茅の虫除けのためにも必要な囲炉裏があり、有人時間帯には火が入れられている。これらの特徴から、2002年(平成14年)に東北の駅百選に選定され、2005年(平成17年)度には、日本鉄道賞・特別賞を授与された。



湯野上温泉駅


きっぷ売り場


駅内に「ろばた」



塔のへつり

長い年月をかけて自然が作り出したこの渓谷は、塔の形が立ち並ぶ断崖という意味から「塔のへつり」と名づけられました。へつりとは地元の言葉で断崖のことです。塔の形をした断崖まで吊り橋が架けられ、断崖内部の一部を見学することもでき、その特異な形から、1943年に国の天然記念物に指定されています。 塔のへつりには、形状によって様々な岩の名がつけられています。「夫婦石」と呼ばれるものもありますが、想像力を働かせてみるのも楽しみの一つです。



塔のへつり駅


 パワースポット
 吊り橋を渡った先にあるのが、奇岩の中に作られたお堂。その中にご鎮座しているのが“虚空像菩薩”です。「なぜここに菩薩さまが?」と感じた方もいらっしゃるかと思いますが、なんとこちらの菩薩さま、807年に坂上田村麻呂が創建したものとか。



塔のへつり


塔のへつり


周辺地図
Report3